メリーさん
今回はディズニープラスで視聴可能なおすすめ映画、「フリーガイ」です
フリーガイ
主人公を演じるのはデッドプールでデッドプールを演じたライアン・レイノルズ。監督はナイトメアミュージアムのショーン・レヴィ。
この情報だけでも面白そうである。
ビジュアルからはどんな映画なのか想像もつかず。
笑顔で歩く主人公ですが背景は火の海。なにかはちゃめちゃな映画である事は感じ取れる。
案内人は子供に勧められるまま、半信半疑のまま見た結果の感想は…
「ストーリーやアクションで楽しめる上に考えさせられる一面もあった、とても満足できた作品」でした!
案内人が感じた評価:★★★★★
前半は微妙なスロースターター、ラストで大満足な仕上がり
一番魅力を感じたのがストーリー。
まさに「作り込まれたストーリーとバランス」。
注意事項は、あらすじも知らずに見ると訳がわからず離脱する可能性あり。
大筋を理解してからはどんどんのめり込み、しばらく後「ああそういうこと!」となる機会がかなりありました。それもそれが不快ではない。例えばミステリーものなどで後で伏線だった事を気づく楽しさと、同様の楽しさのように思いました。
全員にスポットライトがあたる作品
主人公はモブキャラのガイですが、だんだんと感情移入してしまうキャラが増えていき、その全員がちゃんとスポットライトを浴びてエンディングをむかえれるという納得のいく流れ。
まさに後味スッキリ。
ストーリーを支える映像美
ストーリーはよくわからなくても、目で楽しめるのがまた高ポイント。
まさにフォートナイトなどのゲームの世界の中を思わせるリアルさ。
そしてキャラクターとして作り込まれた登場人物達。
よく理解していなかった前半を支えてくれました。
ストーリーの視点が新しい
主人公が作られた存在である事に気づいていくという単純なものでなく、毎日同じルーティンを繰り返していた主人公が一人の女性に出会うことで、新しい自分に目覚め自分自身を開拓し、どんどん成長し決められた未来ではなく望んだ未来を掴み取っていくという希望に溢れた話。
私たち人間でも難しい事を、プログラムされたデータがしちゃうミラクル。
まさに見ている人に勇気を与えてくれる映画。
主人公の世界だけではなく、主人公達の世界であるゲームを作った、現実世界からの視点も混ざり合い、それが最初の混乱の原因にもなる訳ですが、複雑に視点が絡み合い、飽きさせません。
他作品とのシンク
マーベル作品のとある人がチラッと出てきます。
さらにフォートナイト内のアイテムなんかも出てきてました。
さらにゲーム実況で有名な海外YouTuberも出ていたりと、アクセントが濃すぎな所も魅力の一つ。
フォートナイトを知っていると楽しみが増える
子供達からみると、馴染んだゲームが出てくる事でテンションも上がって見れていたようでした。
AIという新しい存在について考えさせられる一面も
案内人はクレヨンしんちゃんのロボとーちゃんを思い出しました。作品内でそういったダークな面は全く出ていませんでしたが、よくよく考えると恐怖そのもの。
自分が現実世界の人の意志一つで簡単に消えてしまうような世界に住む、データでしかないなんて。
ただそんな考えはすぐ引っ込んでしまうような楽しい映画でした。